当初の予定通り5月の28日から30日までの3日間のトライアル研修を無事に終えてきました!
前日にトラブルがあったり、月のものが重なったり(本当は予定では1週間前にきて28日には終わってるはずだったのに緊張?でズレました泣)、なんやかんやありましたが、収穫の多いとてもいい3日間(正確には4日間)でした(^^)
トライアル研修とは
最初にトライアル研修とはどういうものなのか簡単に説明します。
まず、農家になるには2年間一軒の里親さんについてその里親さんの元でびっちりがっつりと農家になるためのノウハウを学びます。
これを新規就農者研修といいます。
その新規就農者研修をどの里親さんの元で行うかを決めるための研修をトライアル研修といいます。
いわば相性を見るためのものですね。
人と人ですからやはりどうしたって相性ってものがあります。
2年間毎日通って勉強するわけですから、里親さんを決めるのはとてもとても大事です。
このトライアル研修を3軒×3日間程度行って最終的にお世話になる里親さんを決めるのがこれまでの流れのようです。
(全ての県や市町村には当てはまらないかもしれません。)
移住促進のまち須坂
28日の夜中の3時半に出発して高速を使って朝の8時頃に須坂市に到着。
8時45分に須坂市役所で担当者さんと落ち合って荷物を置きに移住体験宿泊施設へ移動。
移住体験宿泊“施設”と言っても普通の平屋の一軒家でコロナの関係で調味料こそ置いてはないものの、冷蔵庫に電子レンジ、ガスコンロも使えるし炊飯器も…という具合である程度揃えられていて自炊もできるし洗濯もできるようになっていました。…が、どんなもんかあれこれ見てみるとフライパンやお鍋の使ってる感が凄まじくて使う気にならなかったですが汗
一泊1,000円/1人
2人で2泊なので4,000円…安い!
これからなにかと入り用だし、今年は何回も須坂に来るだろうしこういう施設を利用できるのはありがたい。
家自体は古そうでしたが中は綺麗にしてあって畳がとても気持ちいい(^^)今住んでるアパートには和室がないので久しぶりの畳の感触にほっとしました。
担当者さんに宿泊費の4,000円を支払って、少しお話をしていざ今回お世話になる里親候補さんの元へ連れて行ってもらいました。
緊張と寝不足で頭がもわもわな私。
うぺさんは少しそわそわしてるみたい。
里親候補さんとドキドキのご対面
作業場と呼ばれる倉庫?で担当者さん、里親候補のご夫婦、私たちと揃って初めましてのご挨拶。
挨拶もそこそこに担当者さんは帰られて、30分くらいだったでしょうか、4人でお話をしました。
…何話したっけ?w(艸д゚*)
今めちゃくちゃ疲れてる中思い出しながら書いてるのですが、確か自己紹介みたいな事となんで須坂でぶどうなのか〜とか…あと私は自分の病気の事を話しました(^^)
どういった病気で、2年の研修が自分に全うできるかどうか不安な事も包み隠さず話しました。
うぺさんが『そのまんま、不安に思っとることとかもそのまんま話した方がいいと思うよ』って言っていたので。
この病気歴も長いのでその人が私の外見をどう感じているかがその人の視線でわかるという特殊能力をいつしか持った私なんですが、初めて対面した時も病気の話をした時もご夫婦ともに何のあれもなかったです(^^)
そんな里親候補のご夫婦はご主人が53歳、奥様が49歳で私たちと同じように新規就農者研修を経て8年前に農家になったとのこと。
年齢制限の関係で研修には奥様が入って、ご主人は「農の雇用」という制度を使って同じ里親さんの元で農業を勉強したとのことでした。
この、「農の雇用」って制度…知らなくて目から鱗だったんです‼︎Σ(゚д゚*)
何時間の労働時間が必要なのかまだ調べられてないんですが、年間120万円の補助金を受けられるみたいで。
新規就農者研修とどう違うのかどちらがどう自分に適しているのかしっかり調べないと、です!
いよいよ3日間の研修スタート!
9時半からいよいよ畑で作業開始。
『房切り』という作業を行いました。
一つの枝に2〜3つついている房の中から状態のいい房を選んで、その房の先端3センチを残してあとは全部落とすという作業です。
繰り返しの作業ですが初めての事だし、めっちゃくちゃ楽しい!
無心になってやってました(*⁰▿⁰*)
あちこちで野鳥が鳴いてるし蝶々はヒラヒラ、てんとう虫もこんにちは。
風が気持ちよくてなんせお日様の下って最高だーって感じw
唯一の問題点は日差しが鬼のように強いので気をつけないと一瞬で焼けてしまうこと。
日焼け止め塗り忘れたり、Tシャツとアームカバーの隙間がうっかりできてしまっていて焼けちゃったり。
ずーっと上を向いての作業なので目も焼けて毎日1日の終わりには目が真っ赤っか。
うぺさんは1日目の午後からサングラス着用の鼻から下はタオルを巻いて作業してたけど私はこめかみのとこも腫れてるのでサングラスができない!(*´-`)
次回から何か対策をしないとです。
12時から13時半までお昼休憩を頂いて、また午後から『房切り』です!
畑の全ての『房切り』を終えたら、今度は『ツル切り』。
ぶどうはツル性植物なのでツルが出ます。
そのツルを放置していると病気の元になったりおかしなところへ巻き付いて良くないとのこと。
ハサミでちょきちょきとカットしていきます。
見落としがちなので慎重に。
『房切り』同様に初めての事なので楽しい楽しい(≧∀≦)
けど、『房切り』のが楽しい(*´艸`)
3日間ずっと『房切り』と『ツル切り』だったんですが1日目を終えるともう早くやりたくて仕方なくなってましたw
早く畑に行きたい!房切りしたい!って感じ(*´ェ`*)
2日目寝る前に目を閉じたら浮かんできたくらいです(〃゚艸゚)
うぺさんは3日目に『誘引』という作業を与えてもらっていました!
「新梢」という枝を30センチ間隔で渡してある針金の棚に沿わせるように曲げてテープで留めていくという作業を『誘引』というみたいです。
この作業、研修生には普段はやらせない作業らしいんです。
なので、内心ガッツポーズ!
2日間のうぺさんの姿勢が少し認めてもらえたのかな〜ってすごく嬉しかったです(´▽`*)
名残惜しく研修終了
1日目、2日目は8時or8時半から17時までだったんですが、3日目は15時で作業を切り上げて初めましてをした作業場で3日間の感想を主に1時間半くらいお話をしました。
16時に市の担当者さんと宿泊施設で待ち合わせの約束だったんですが、里親さんパワーで30分くらいお待たせしつつたくさんお話しましたw
この里親ご夫婦のお二人が本当にいいご夫婦で、お二人とも竹を割ったような性格っていうんでしょうか、さっぱりしてるけど優しくて、熱くて、ユニークでチャーミング。
何よりすごく仲良し(〃艸〃)
私、女性特有のイヤな感じ(わかりますかね?)ってのが本っ当にムリなんですけど、奥様にその感じが1ミリもない。これ大事。
1日目を終えて私もうぺさんも『いい人らだなぁ』って同じ感想を持って、3日目には『もう◯◯さんに里親になってもらっていいと思う』になっていました(^^)
たぶんだけど、あちらも私たちの事を気にいってくれたように感じています。
私たちというより、うぺさんの事をすごく気にいってくれたように思います(´∀`)
うぺさんは人の懐に入るのが上手なのか割とどこへ行っても気にいってもらえる人で今までにもこういう瞬間が何度もあります。
すごいなぁって思うのと同時になぜか私は勝手に誇らしくなってますw
うちのうぺ吉やるでしょって感じ(●′艸'●)
また9月の繁忙期にお手伝いにきますと伝えて私もうぺさんも少し泣きそうになりながらご夫婦の元をあとにしました。(その後にもっと早くに会える事が決まります♪)
3日間農作業をしてみて
体は見事にバッキバキになりました( ノ゚Д゚)ノ
普段運動してないし私に至っては無職ですからね…汗。
そりゃ堪えるでしょって感じですが、うぺさんも同様の感想でした。
全身筋肉痛って感じなんですが1番キたのは首ですかね。
ずーっと上を向いての作業なので首から肩にかけてガチガチ。
あと、日差しですね、やはり。
顔や体はなるべく露出しないようにできるけど目が本当にチカチカ痛くて、対策必須だなぁと。
あと、私に限っていうと2日目の寝起きから頭痛があって、それもいつもと比にならないくらい頭が割れそうなくらい痛いのが続きました。
ロキソニンを朝一で飲んで、午後一に飲んで、夕方飲んでって感じで常に効いてるようにしないといけないレベル。
イレギュラーな1日の過ごし方に体がびっくりしたのか、日差しのせいなのかわからないけど。それから、寝起きの患部の張りがひどかった。
そして、現在終えて3日目にしてやっと体が普通に戻ってきたかなという感じです。
翌日も翌々日も疲労困憊で眠たくて眠たくて仕方なかったです。
体の不調に関してはそんな感じ。
それより何より、「本当に農業でやってけるのかな?いざ就農しても畑はあるのかな?」とか漠然とした不安があったのが今回ご夫婦の経験談やお話を聞いて現実のものとして「農業でやってけそう!」って思えたことが何よりの収穫でした。
それから、うぺさんとも話してたんですが、私たち人の縁に本当に恵まれてるんですよね(^^)行くとこ行くとこいい人たちと出会えます。日頃の行いかな(つ∀`*)ナーンテ
感謝です✩
次は今月の20日か27日かその辺りで再び研修に入ります!忙しいけど体調を整えて頑張りますヽ(´ー`)ノ
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